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歯周病治療
当院の院長丹羽崇之は、大学病院の歯周病講座で治療をしておりました。その強みを活かして、再発しやすい歯周病でも、患者さまにご納得いただける結果を出せるように治療を行っています。
当院では、3段階に分けた治療方法をご提案しています。第一段階では、歯の表面に付着したプラークや歯石をクリーニングで除去していきます。軽度の歯周病や歯肉炎であれば、第一段階の治療で症状改善が可能です。
次に第二段階として、歯科衛生士によるSRP(スケーリング・ルートプレーニング)を行います。専用の器具を用いて、歯周ポケットに入り込んだ歯石や汚れを除去するクリーニングです。それでも症状の改善が十分に得られなかった方に、第三段階として歯周外科処置を行います。これは、歯茎を切開して取りきれなかった歯石を除去するための治療です。患者さまの口内環境によっては外科処置の向き不向きがあるので、どの段階での治療を行うのかしっかり見極めながら治療計画をご提案させていただきます。
虫歯治療
歯の健康寿命を延ばすためには、可能な限り歯を残す治療をすることが大切です。当院では、虫歯で歯を削る際には、虫歯になっている箇所と健全な箇所をしっかり見極め、できるだけ削る量を少なく、かつ虫歯の取り残しがないように丁寧に治療を行っています。
虫歯が重症化している場合は、歯の神経を除去する処置が必要です。この、歯の神経を除去する治療のためには、歯髄と呼ばれる神経や血管を含む組織を取り除く必要があります。栄養を供給していた血管まで除去してしまうため、神経を除去する治療を行うと、歯は「枯れ木」ように弱く割れやすくなってしまうのです。そのため当院では、極力神経を除去せずに一度様子を見るようにしています。
当院はお子さまの虫歯治療も行っています。その際、押さえつけるなどの無理な治療は行いません。治療ができる段階まで進行止めの薬を塗布して、様子を見ることもあります。お一人おひとりに合わせた治療をご提案させていただきます。
詰め物・被せ物
虫歯を削る際は健康な歯質が可能な限り残るように最小限の削除量となるよう努めます。虫歯治療をして詰め物や被せ物をした後は、メンテナンスが大切です。毎日のセルフケアと定期的なメンテナンスで、治療の持ちが変わります。当院では、患者さまの10年後、20年後のことを見越し、将来も健康を維持していただけるように治療・説明を行っています。
現在では、条件によっては保険診療で白い被せ物を入れることができるようになっています。銀歯を入れたくないという方、治療した箇所の銀歯がコンプレックスになっているという方は一度ご相談ください。ただし、保険診療で使用する白い素材は強い負荷がかかると割れる危険性があります。治療をご提案する際には、メリットばかりでなくそのようなデメリットもお伝えし、ご納得いただいた上で治療を行います。
入れ歯
保険診療・自由診療問わず、入れ歯を作製する際は患者さまにご納得いただけるものを提供するように心がけています。保険診療では使用できる材質に制限がありますが、その中でもしっかりお口にフィットし、よく噛める入れ歯となるよう努めています。
入れ歯を製作するにあたって心がけているのは、できるだけシンプルな構造にすることです。複雑な設計の入れ歯だとメンテナンスもしづらく、将来入れ歯に修正を加える必要がある場合でも初めから作り直さなくてはいけません。シンプルな入れ歯にすることで、長く使用し続けられるように配慮しています。
また、入れ歯製作の最終段階でお口にぴったり合わなかった場合には、強引に調整して入れるのではなく、型取りの段階から製作し直します。手間はかかりますが、1つひとつの工程を丁寧に行うことが、長期予防にもつながると考えています。
予防診療
虫歯や歯周病にならないように「予防」を行うこと、それ自体が患者さまにとって大きなメリットです。虫歯や歯周病は、元の状態に戻すのは非常に困難です。病気を未然に防ぐことが、健康を維持するためには大切です。
患者さまには、お口の中をきれいにすることの気持ち良さを実感していただきたいと思っています。お口の中に何かしらの問題がある方は、多くの場合清掃不良であったり、プラークや歯石の汚れが付着しています。それらの汚れを除去し、さっぱりとした気持ち良さを実感していただくこと、このことが予防診療の大切さに気づくきっかけにもなります。
当院が力を入れているのは、プラーク・歯石除去に加え、歯磨き指導です。まず染め出しをして磨き残しを確認してもらい、歯ブラシの持ち方、動かし方をアドバイスします。歯ブラシの使い方になれてきた患者さまに対しては歯間ブラシやフロスといった補助用具の使い方を指導します。段階を踏んで情報をお渡しすることで、理解しやすく、身につきやすくなると考えています。